2014年2月3日月曜日

Stockholmsmässan

Formex

 
 
 
 
 
1月15日から18日にストックホルムで催された"Formex"
北欧で最大のインテリアデザイン見本市です。
 
会場はストックホルムのÄlvsjö駅からほど近い場所にある"Stockholmsmässan"、
48の国と地域から2万人を超える来場者数があったそうです。
 Formexはスウェーデン国内外のバイヤーの為の見本市で一般公開はありません。)
 
 2月に開かれる家具見本市(Möbelmässa)と並んで、スウェーデンを代表する
デザインの見本市です。
 

 
 
広い会場をすべて見て回るのは一日ではちょっと厳しいくらいに大きな会場に、
ホームインテリアを中心に、テキスタイルやギフトなど、
様々なデザインプロダクトが集結しています。
 
今季のデザインの傾向やトレンドの流れを掴み、情報を仕入れたり、
交渉をしたりする場所で、日本の見本市と変わりませんが、スウェーデンらしいのは
有名デザイナーが展示ブースに立っていて、気さくに話してくれたりすることです。
 
 
 
 
 
 会場全体が統一感のある展示で、
照明の使い方の一つをとっても、とても上手にまとまっています。
 
主張しすぎないけれども、シンプルさの中に、
斬新なアイデアとちょっとしたユーモアが隠された、
北欧独特のセンスが光っています。
 

 
 
 会場内のレストランも展示会場のテーマにあわせて作られています。
なんだか映画のセットの中でお食事をしているような雰囲気でした。
 
 
 
 
数えきれないほどの展示ブースを回りましたが、
その中でも撮影許可のあったところだけを掲載していきます。 
 
 スウェーデンの西海岸沿いヨーテボリの近くで作られている、
100%天然の材料だけで作られているオイルや石鹸を扱うお店。
 
乾燥した海藻(ワカメ)をお風呂にいれて戻して、湯船に浮かべてお湯につかると
お肌がすべすべになると聞いて興味が。。湧きました。
 
最近スウェーデンのお寿司屋さん(Sushi Bar)でもワカメサラダを
見かけるようになってきましたが、海藻が注目され始めているのでしょうか。。
 
 
 
 
 こちらはファッションデザイナーのMaria Bymanさんの展示ブースでパチリ。
 
洋服のテキスタイルデザインから試作まで自分のブランドのすべてを一人で手掛けている
彼女の作品は独特の世界観があります。
 
日本では"naTur"で取り扱いがあります。
 
 
 
 
 こちらはノーベル賞の授賞式で開かれる、ノーベルディナーで使われている
テキスタイルを手掛けている麻専門のテキスタイルメーカーの’Klässbols’から。
 
日本からインスピレーションを受けたというガウンは、
刺し子を思わせるデザインが施され、
生活の中で使われてきた用の美と北欧デザインの融合のようでした。
 
(写真は許可を取って撮影したものを掲載しています。)
 
 

 
 
FORMEXのテーマゾーンは
出展しているメーカーの商品で構成され、
大きくトレンド別にまとめられ展示されていました。
 

 
 
 
 テーマは ’Day dream" 
レトロで謎めいた少女のほんわりとした夢の中を覗いているような不思議な空間や
シンプルで漂うような機能的でありながら、詩的さを合わせ持つ空間に
まとめられていました。
 
 

 
 
デザイナーにとってトレンドの予測も大切な要素ですが、心がけていたいのは
自然や暮らしの中から、ふとした瞬間に生まれるインスピレーションに耳を傾けることで、
よいデザインは生まれるのではないかと感じました。
 
 
 
 
こちらは’Formex Formidable 2014 ’という賞を受賞した
プロダクトデザイナーKristina Stark のデザイン。
 
 
 
 
 スウェーデン暮していく中で気が付いた、何気ない風景や、
スウェーデンのデザインについてこれからも、
少しづつ発信していければと思っています。


 
 

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